AIP加速課題

信頼できるデータ駆動科学のための統計学の深化

研究代表者

津田 宏治 (東京大学 大学院新領域創成科学研究科 教授)

主な共同研究者

門松 健治 (名古屋大学 大学院医学系研究科 教授)

瀬々 潤 (株式会社ヒューマノーム研究所 代表取締役社長)

竹内 一郎 (名古屋工業大学 大学院工学研究科 教授)

山田 亮 (京都大学 大学院医学研究科 教授)

研究概要

現在の自然科学では、データ量、及び、変数の数が膨大となっており、従来の統計学が対応できる範囲を超えています。そのため、論文に掲載されている事柄の信頼性が確保できず、再現性にも問題が生じてます。本研究では、統計学の新パラダイムである選択的推論に注目し、汎用的な統計検定手法を設計することで、自然科学全体の信頼性向上を目指します。実証のため、健康科学や癌科学の諸問題に対して開発した手法の適用を行います。

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津田 宏治
教授

1994年京都大学工学部情報工学科卒業。1996年同大学院工学研究科情報工学専攻修士課程修了。1998年同博士課程修了、電子技術総合研究所入所。2000年独GMD FIRST客員研究員。2003-2004独Max Planck研究所研究員。2006-2008同チームリーダー。現在、東京大学大学院新領域創成科学研究科メディカル情報生命専攻教授。博士(工学)。物質・材料研究機構情報統合型物質・材料開発イニシアティブデータ科学チーム長、理化学研究所革新知能統合研究センター分子情報科学チーム長兼任。